朝と夕方の日差しが、やたらまぶしい。
運転中、目を細めている自分に気づくことがあります。
サングラスでも買うか、と調べ始めると出てくるのが「偏光」と「調光」。
似たような漢字が並んでいて、正直よく分からないですよね。
毎日運転する人はもちろん、たまにしか乗らない人でも、まぶしい日は普通にしんどいです。
どっちの人にも関係ある話なので、違いだけ先に整理しておきます。

自分はメガネスーパーでレンズを作ってもらっていて、
それをずっと「偏光レンズ」だと思い込んでいました。
今回この記事を書くために調べたら、調光レンズでした(笑)
しかも自分は「色が変わるレンズにしてほしい」と頼んで作ってもらっています。
やりたいことは分かっていたのに、それを何と呼ぶのかを知らなかったわけです。
お金を出した本人がこれなので、同じ状態の人はけっこういると思います。

自分がかけてるレンズの名前、言えるかにゃ?🐈
🕶️ 自分も、ずっと”偏光レンズ”だと思っていました


もともと持っていたのは、普段づかいのフレーム。
度は入っておらず、完全にファッション用として使っていたものです。
気に入っていたフレームだったので、これを活かしてレンズだけ入れ替えてもらいました。
理由は2つあります。
- 運転中のまぶしさと、目の疲れを減らしたかった
- 安いサングラスは、かけても見にくいと感じていた
お店では、こんなお願いをしました。
- 色が変わるやつで作りたい
- サングラスとしても使える
- 室内でもちゃんと目が見える
言えたのはこれだけです。
調光とか偏光とか、そういう言葉は一つも知りませんでした。
ただ、あとから調べて思ったんですが、この3つは全部「調光レンズ」の説明そのものなんですよね。
名前は知らなくても、欲しい機能は言葉にできていた。逆に言えば、言葉にできれば店の人が選んでくれます。
正直に言うと、レンズ代はけっこうしました。
うろ覚えですが、レンズだけで5万円近く払った記憶があります。
「フレームがあるんだから安く済むだろう」と思っていたら、まったくそんなことはなかったです。
ちなみに度を入れることもできるので、普段から眼鏡をかけている人なら、1本で兼用できます。
そういう人のほうが、元は取りやすいと思います。
ひとつ補足しておくと、5万円近くかかったのはフレームを持ち込んでレンズをオーダーしたからで、
買い方としては高くつくほうです。
既製品のサングラスなら、もっと現実的な価格で選べます。
それでもお店で作る良さはあって、度を入れられること、レンズの種類を選べること、
顔に合わせて調整してもらえること。
自分は気に入ったフレームをそのまま使いたかったので、この形にしました。
目的がはっきりしているなら、高くても納得できる買い方だと思います。
レンズだけ替える場合でも、値段は「新しく1本買う」つもりで見ておくと安全です。
🔍 偏光と調光は、まったくの別物でした
まずここです。名前が似ているだけで、やっていることが違います。
| 偏光レンズ | 調光レンズ | |
|---|---|---|
| やること | 反射(ギラつき)をカット | 明るさで色の濃さが変わる |
| 色の濃さ | ずっと同じ | 室内は薄く、屋外は濃く |
| 夜・トンネル | 濃いままなので暗い | 色が抜けるのでかけていられる |
| 苦手なこと | 夜は外す前提 | 反射をカットする力はない |
自分のレンズが調光だと分かったのも、この違いを知ったからです。
夜もトンネルも、かけたまま走れていたんですよね。
でも偏光レンズは色の濃さが変わりません。
夜は暗いまま。かけっぱなしにはできない。
つまり自分のは、最初から偏光じゃなかったわけです。
「サングラスといえば偏光」くらいの感覚で、そう呼んでいただけでした。
🔎 自分のがどっちか、確かめる方法
手元にサングラスがあるなら、その場で確かめられます。
- 室内と屋外で色が変わるか…変わったら調光。これが一番はっきり出ます
- 水たまりや車のボンネットの反射を見ながら、首を90度倒す…ギラつきが出たり消えたりしたら偏光
- レンズを2枚重ねて片方を回す…真っ黒になれば偏光(畳んで重なる形のものに限ります)
- 買ったお店に聞く…これが一番確実です
実際に、同じレンズを屋外と室内で撮ってみました。




これだけ違います。偏光レンズなら、こうはなりません。
濃さが変わるかどうかが、調光レンズの見分け方です。
自分の場合、室内と屋外ではっきり色が変わったので、調光で確定でした。
ただし偏光まで入っているかは確認していません。
調光と偏光の両方が入ったモデルもあるので、断言はできないんです。
スマホの画面を見ながらレンズを回す方法もよく紹介されていますが、
機種によって変化が出にくいことがあります。
自分もこれで判断がつきませんでした。
確実なのは、やっぱりお店に聞くこと。
眼鏡店は購入時のデータを残していることが多いので、伝票が手元になくても分かる場合があります。
自分のサングラスが何なのか、意外と知らないものです。
まずは室内と屋外で色が変わるか見てみてください。
🤔 運転にはどっちがいい?
結論から言うと、性能の優劣じゃありません。
外すか、外さないか。ここで決まります。
| こんな人 | 向いているのは |
|---|---|
| 路面やフロントガラスの映り込みが気になる/日中の運転が中心/かけ外しする前提 | 偏光 |
| かけ外しが面倒/夜やトンネルも走る/1本で済ませたい | 調光 |
| 両方ほしい・予算が出せる | 調光と偏光の両方が入ったモデル |
自分は完全に「外さない前提」の人間でした。
もともと眼鏡をかけない生活なので、かけたり外したりするのが面倒だったんです。
そう考えると、調光で正解でした。
「色が変わるやつで」と頼んだだけなので、名前は後から知ったんですけどね(笑)
調光には、車ならではの落とし穴があります
調光レンズは、紫外線に反応して色が濃くなります。
ところが車のフロントガラスは紫外線をカットしているので、
車内では色が変わりにくいんです。
せっかく買ったのに、運転中だけ濃くならない。
これ、知らずに選ぶと確実にがっかりするやつです。
運転用に調光を選ぶなら、「車内でも色づく」と書かれているタイプを選んでください。
紫外線だけでなく、目に見える光にも反応するタイプですね。
ちなみに自分のは、車内でもちゃんと色が変わります。
トンネルに入れば抜けます。ここは最初から、そうしてほしいと伝えて作ってもらいました。
調光を運転用に買うなら、「車内でも色づく」かどうかを必ず確認してください。
🔢 どっちを選んでも、見るべきは「可視光線透過率」
ここが、この記事で一番伝えたいところです。
可視光線透過率とは、レンズがどれくらい光を通すかを%で表した数字。
数字が低いほど、濃くて暗いレンズです。
そしてJIS規格では、運転に使うレンズの基準が決まっています。
- 昼間の運転:8%以上
- 夜間の運転:75%以上(75%未満のレンズは、薄暮や夜間の路上・運転に使ってはいけないとされています)
濃ければいい、ではないんですよね。
むしろ夜は「どれだけ光を通すか」が安全に直結します。
ちなみに自分が店で言った「室内でもちゃんと目が見える」というのは、要するにこの透過率の話でした。
用語を知らなくても、困っていることを言えば通じるものですね。
ちなみに75%というのは、ぱっと見では色が入っているか分からないくらいの薄さです。
「サングラスらしい濃さ」を想像していると、けっこう驚くと思います。
ちなみに偏光レンズは、偏光の性能を上げるほど透過率が下がる(反比例する)という性質があります。
濃い偏光サングラスをかけたまま夜走るのは、素直に危ないということです。
正直に書いておくと、自分のレンズの透過率は確認していません。伝票も残っていませんでした。
夜もトンネルも違和感なくかけていますが、数値を見たわけではないので、
これから買う人は必ずお店で聞いてください。
安いサングラスがダメな理由は、2つあります
1つめは、単純に見にくいこと。
自分も安いものを使ったことがありますが、視界がすっきりしなくて、運転に使う気にはなれませんでした。
サイズも顔に合わなかったです。運転で使うなら、せめてスポーツ用くらいは欲しいところ。
2つめは、UVカットがないと逆効果になること。
色の濃いレンズをかけると、視界が暗くなるので瞳孔が開きます。
そこにUVカット加工がされていないと、開いた瞳孔に紫外線がそのまま入ってくる。
つまり、かけないほうがマシな状態になりうるわけです。
長い目で見ると、白内障や翼状片(よくじょうへん/白目の組織が黒目のほうへ伸びてくる病気)のリスクとして語られます。
ただ、ここは誤解しないでほしいところで、値段の問題ではありません。
安くてもUVカット加工がされていれば大丈夫だし、高くても表示がなければ意味がない。
見るのは価格じゃなく、表示です。
もうひとつ、勘違いしやすいのが「色が濃い=紫外線を防げる」ではないこと。
色の濃さと紫外線カットは、まったく別の性能です。薄い色のレンズでも、表示さえあればちゃんと防げます。
▼「値段じゃなく自分で確かめて選ぶ」話はこちら📌
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ここで偏光か調光かが決まります。
まず自分の使い方をはっきりさせるのが先です。
夜もかけるなら75%以上が目安。
「夜も運転で使います」と伝えれば、店員さんが選んでくれます。
「UV400」「紫外線カット率99%以上」「紫外線透過率1%以下」あたりが目印。
表示が見当たらないものは、運転用に選ばないほうが無難です。
☀️「今の日差しは昔より強い」は本当でした
「昔はサングラスなんてしなくても平気だった」
よく聞く話ですが、これ、気のせいじゃないみたいです。
気象庁の観測では、つくばで1990年の観測開始以降、地上に届く紫外線量が増え続けています。
統計的にも意味のある増加とされています。
意外だったのが、その原因です。
オゾン層かと思いきや、大気中の細かい粒子(エアロゾル)が減ったから、というのが気象庁の見方。
ざっくり言うと、空気がきれいになった分、紫外線が地上まで届きやすくなったということですね。
これは正直、知らなかったです。
怖がらせたいわけじゃありません。
ただ「昔は平気だったから」を理由に何もしないのは、条件が変わっている以上、ちょっと違うのかなと思います。
▼日差しから逃げる、という発想の話はこちら📌
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😐 正直、劇的には変わりません
ここまで書いておいてなんですが、期待値は下げておきます。
かけた瞬間に世界がクリアになる、みたいなことはないです。
「すごく見やすくなった!」という感動は、正直ありませんでした。
変わった気がするのは、目の疲れ方のほうです。
測ったわけじゃないので「気がする」レベルですが、まぶしさに耐えている時間が減った分、
運転後のぐったり感は違う気がしています。
あと正直に言うと、今はたまにしかかけていません(笑)
朝夕の日差しがきつい時期に、引っ張り出してくる程度です。
理由は単純で、かけているのがあまり好きじゃないから。
もともと眼鏡をかけない生活なので、顔に何か乗っている状態を邪魔に感じることのほうが多いんですよね。
だから「絶対に買ったほうがいい」とは言いません。
まぶしくて困っているなら買えばいいし、困っていないなら要らないと思います。
つけたい人がつければいい。それくらいの温度感でちょうどいいと思っています。
🎯 まとめ
- 偏光=反射をカット/調光=明るさで濃さが変わる。名前が似ているだけで別物
- 選ぶ基準は性能の優劣じゃなく「外すか、外さないか」
- 調光を運転用に買うなら「車内でも色づく」タイプを選ぶ
- 見るのは可視光線透過率。夜も使うならJISで75%以上
- 安物がダメなのは値段のせいじゃない。UVカット表示があるかどうか
- 劇的には見やすくならない。まぶしくて困っている人向け
自分はメガネスーパーで作ったレンズを、ずっと偏光だと思い込んでいました。
お金を出した本人がこれなので、たぶん珍しい話じゃないと思います。
やりたいことさえ伝えれば、お店の人が合うものを選んでくれます。
それでも名前を知っておくと、店で相談するときも、通販で選ぶときも迷いません。
あなたが今持っているサングラス、偏光と調光のどっちですか?
選ぶ基準は”性能”じゃなく、”外すかどうか”だった。



どっちが上とかじゃないにゃ。外すか、外さないか。それだけにゃ🐾
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